口内炎とコラーゲンについて語るブログ

口内炎とコラーゲンに関する研究のみまとめたブログです。(たまに読んだ本をまとめます)あくまで個人的なレビューとして利用し、他のトピックは取り上げませんので悪しからず。何らかの形でお役にたてれば幸いです。

睡眠負債 ”ちょっと寝不足”が命を縮める

 

睡眠というと、このブログの趣旨とずれております。まだ初めて1週間ほどしか経ってませんが、口内炎やコラーゲン(まだ一度も登場していない笑)に関わらず、自分の興味のあることだったり、周りの友人の悩みを少しでも解決できるような情報を集め発信していけたらなと思っています。

 

ってなわけで本題に入りますが、NHKスペシャル取材班による睡眠負債に関する本を読みましたので紹介します。

 

睡眠負債 『ちょっと寝不足』が命を縮める (朝日新書)

睡眠負債 『ちょっと寝不足』が命を縮める (朝日新書)

 

 

「なんだか最近疲れている」だとか「仕事や家事でミスをしやすい」だとか心当たりがある方がいるかもしれません。そんな時には睡眠負債を疑ってみるのも大事。

 

 

まず睡眠負債についてですが、これは睡眠不足とは少し違います。不足というのは単に欠乏している状態を意味しているのに過ぎず、モノによっては+の意味でもーの意味でもどちらでも取ることができます。ですが、負債となると欠乏に加えて返済しなきゃいかんという意味が加算され、これは明らかに睡眠不足はよくないよーというのを表します。

 

 

自分が睡眠負債を抱えているんか調べるのは簡単です。週末などの次の日がオフである日の夜に、寝室を遮光し、時計やスマホなど時間がわかるようなものを別の部屋に隔離します。んで、眠気がなくなるまで寝てみましょう。二度寝もOK。もし睡眠負債があるならば普段の睡眠時間よりも長くなるでしょう。

 

その他、日中に眠気を感じるかどうかっていうのも睡眠負債と関係しているという。健康な人でも午後二時ごろに眠くなる「アフタヌーンディップ」という現象がありますが、これは「食事をとると消化器官に血流がいき、脳にいかなくなるからだ」っていうのは間違いで、原因の一つが「睡眠負債による睡眠圧の高まり」らしい。

 

 

では、睡眠負債によってどんな影響がでるのかといいますと、まずは認知症リスクの増加です。睡眠が不足すると脳の組織間液中の老廃物であるアミロイドΒが増加し、こいつが認知症につながるわけです。

 

睡眠中にはただ休んでいるわけではないんです。脳にはリンパ管ってのがなくて老廃物を含んだ組織間液は脳脊髄液に戻っちゃうわけです。脳脊髄液はグリア(ニューロンを支えるやつ)を介して脳の組織に入り込み、せっせと清掃します。起きている時に老廃物が大量に産生されまして、もちろん日中でも除去してますが産生量に追いつかず・・・そんなときに睡眠時が重要になるんですね。

 

その他のリスクといえば、免疫システムが正常に働かずがん細胞が増殖しやすくなったりといったことがあげられます。

 

 

ではどうやったら睡眠負債を解消できるのかですが「もっと眠ること」、これに尽きるみたいです。←いやあーこれは参っちゃいますね。

 

 

明日、睡眠の疑問についてのQandAを紹介します!