口内炎とコラーゲンについて語るブログ

口内炎とコラーゲンに関する研究のみまとめたブログです。(たまに読んだ本をまとめます)あくまで個人的なレビューとして利用し、他のトピックは取り上げませんので悪しからず。何らかの形でお役にたてれば幸いです。

クルクミンでも再発性アフタ性口内炎に効果が!?

 

再発性アフタ性口内炎(RAS)は口腔にできるもっともありふれた病気の一つであります。部分的にぽつッとできるようなものではありますが、痛みが出ることもあったり、何度も口にできてしまうが原因が様々だってことから気が重くなりがち。

 

なにが効くのかなー?ってことですが非常に面白い研究がありました。


www.ncbi.nlm.nih.gov

ジェル状のクルクミンが下のような口内炎の市販薬の主成分であるトリアムシノロンアセトニドと同じように効果がでますか!?っていうのを評価した二重盲検法を含んだランダム化比較試験(RCT)です。

 

【第3類医薬品】口内炎パッチ大正A 10パッチ

【第3類医薬品】口内炎パッチ大正A 10パッチ

 

 

RASは3タイプに分類され

1.minor RAS(小アフタ)

ミクリッツアフタとしても知られるもの。潰瘍は1cm以下。瘢痕(はんこん)もなく2週間くらいで治る。

 

2.major RAS(大アフタ)

再発性壊死性粘膜腺周囲炎またはサットン病として知られる。潰瘍は1cmを超え、6週間ほど続き、瘢痕が残して治癒。

 

3.疱疹状潰瘍

100を超える数の小潰瘍が多発する。だいたい2、3mm。たまーに合体して大きい潰瘍ができることも。2週間くらい続く。

 

 

ちなみにクルクミンってのはカレーでおなじみにウコン(ターメリック)などに含まれる黄色いポリフェノールであります。「医薬品の範囲に関する基準」では医薬品でないとされ、効用を謳わない限りは食品として扱われます。

 

「がんに効くよー」とか「動脈硬化を防ぐんだぜ」とか「精力増大」とかいうと薬事法にひっかかり医薬品として売らなきゃだめだってことです。

 

一方のトリマムシノロンアセトニドは副腎皮質ステロイドの一種でして、副作用が懸念されております。そのため年々ハーブ系の薬に注目が集まっているそう。

 

 

 

また実験は明日載せます。笑