口内炎とコラーゲンについて語るブログ

口内炎とコラーゲンに関する研究のみまとめたブログです。(たまに読んだ本をまとめます)あくまで個人的なレビューとして利用し、他のトピックは取り上げませんので悪しからず。何らかの形でお役にたてれば幸いです。

(ボツ)口内炎につながる魔の食材はあるのか問題

1982年の論文とかなり古いですが口内炎と食品の関係に触れたものがありましたので紹介します。

Effects of suspected foodstuff challenging agents in the etiology of recurrent aphthous stomatitis. - PubMed - NCBI

 

被験者は218名のパシフィック大学の歯学生。RASの基準としては3つあり

1.湿った粘膜表面に痛みを伴う潰瘍があるか

2.3年間で少なくとも2回出現しているか

3.潰瘍がmovable mucosaに限定されているか(意味わかりません)

 

んでもって、人口統計データ、お口の習慣、食事、薬の服用について質問を通して情報を集め、加えてRASがどんな頻度でいつの季節に起こったのか、発病した年齢、潰瘍の数、期間、場所、あとRASに関連しそうな食事、歯磨き粉、マウスウォッシュ、心配事、急性胃蠕動、風、インフル、トラウマ等々のこと、家族構成また女性には膣潰瘍が起こったかや整理周期を聞いてみたわけさ。

 

するとRAS陽性が113名、RAS陰性が105名であった。

 

ここで陽性の人が3つの食べ物について挙げていたため、これについて詳しく見ることに。

クルミとトマトと果物(おもにイチゴ)であります。

 

被験者から適当に選びm上記の食材を4オンスずつ配布し、口の粘膜に接触するようよく噛んでねと。初めの1月目がクルミ、次がトマト、次がイチゴってな感じで一か月おきに試してみましたとさ。

 

結果は以下の通り(質問でいろいろ聞いてたと思うんですが食べ物のみ紹介します)

・クルミ…12%

・トマト…15.2%

・イチゴ…12%

の関連度合。

 

RAS陽性者がこれらの食品を共通して採っていたっていうのは事実でありますが、これは単に酸のもつ収斂作用が潰瘍の存在を強調しただけであって因果関係ではないのかと。

 

 

読んでいる途中、Siriがよく言う、「ごめんない、よくわかりません」状態になりました。精進します。