口内炎とコラーゲンについて語るブログ

口内炎とコラーゲンに関する研究のみまとめたブログです。(たまに読んだ本をまとめます)あくまで個人的なレビューとして利用し、他のトピックは取り上げませんので悪しからず。何らかの形でお役にたてれば幸いです。

落合陽一 『超AI時代の生存戦略』を読んだ見たぞ

落合陽一さんの『超AI時代の生存戦略』を読みましたので、メモを貼り付けます。

 

超AI時代の生存戦略 ―― シンギュラリティ<2040年代>に備える34のリスト

超AI時代の生存戦略 ―― シンギュラリティ<2040年代>に備える34のリスト

 

 

 

 

第1章 「生き方」編

 

ワークライフバランスではなくてワークアズライフ

機械親和性が高い現代では誰とでもすぐに繋がれる。労働とそれ以外という構図から離れるというのが21世紀の課題。そんな中雇用され、労働し、対価をもらうというスタイルではなく、好きなことで価値を生み出すスタイルに転換していくべき。これは労働と余暇を切り離せないなかで、いかにストレスなく働けるかということにつながる。

 

 

人間性の再定義

フランスのルネ・デカルトは真理を探究する方法として懐疑主義を推奨。全ての物事を疑っても、疑っている実体が存在することは否定できないということから「我思う、ゆえに我あり」という根本的な原理を生み出す。この原理から、人間は考える主体である心とそれ以外の機械的なものに分類できるという心身二元論に帰着する。

 

だが今、その心でさえも計算機科学の発達によりある関数値の出力によって表現されようとしている。そんな中で人間性とはなんだ?

 

主体がなくなり、思考するのは人間でも機械でもなんでもいいってなった中で人間性、また自分らしさはなにかを定義するとしたら相対的にみた自分に着目してみるといい。あるコミュニティの中の自分でもいいし、今の時代における自分でもいい。時代は波のようなもの。だがイイ波乗ってんね〜ってなるのは結構難しい。

 

 

レッドオーシャンではなくブルーオーシャン

今までは全体のパイが決められていて、それをどう分配するのかというが基本だったが、社会構造が多様化してきた現代は全体のパイは増大する。競争の利点は、選ぶ方は選択コストが低く(なにをしようかなって決めるのが楽)であるのに対し、選ばれる方はある種のモチベーションが生まれること。だが競争する中で思考の多様性は減り、勝者敗者によってやる気が変化し価値を生み出せなくなるかもしれない。

 

ってことで全体のパイを広げるような絶対的な価値を生み出すっていうブルーオーシャン的な考えにシフトする必要がある。サーベイをし、周りが今何をしているのかを把握し、自分の価値を見出したらそれを淡々と行うことが大事。

 

 

自己実現と責任と戦略

人間の生活スタイルは二つ。

1.ブルーオーシャン的考えのもとコンピュータに生み出せない価値をつくる

2.責任、戦略をコンピュータに任せる

この二つのスタイルの割合っていうのは必要に応じて変えると良い。例はUberの運転手の労働プロセスは責任戦略はコンピュータ(Uberのシステム)にまかせ、自分はお客を乗せるっていう分担がある。

 

 

・趣味性

・・・生まれ持った肉体にひもづいたフェチズム。それは物理的なハードウェアや幼少期の環境に起因する。「誰にも制約されていないけどなんとなくやってしまう」こと。

時間つぶしという意味ではない。例えば暇な時アニメをみるとかならば、それをすることによって得られるものはなにか?って考える。その際ただ仕事に疲れたからリフレッシュするためというモチベーションで見ているなら、それは趣味性に当てはまらない。

 

コンピュータには趣味性はなく。限りなく透明になろうとする傾向がある。対して人間は透明なところに趣味をみつけて行動していく。シンギュラリティに近づく今、合理的で画一的なものはすぐプラットフォームに吸収されるため、コンピュータが取得できない趣味性のなかで個性を見いだすのが大事。