口内炎とコラーゲンについて語るブログ

口内炎とコラーゲンに関する研究のみまとめたブログです。(たまに読んだ本をまとめます)あくまで個人的なレビューとして利用し、他のトピックは取り上げませんので悪しからず。何らかの形でお役にたてれば幸いです。

悩み多きペニスの生涯と仕事

「悩み多きペニスの生涯と仕事』という本にばったり出会ったのでさらーっと読んで見ました。 苦手な方はすみません、ページを閉じてください笑 あくまで科学的な視点で仕組み等を解説しております。

悩み多きペニスの生涯と仕事

悩み多きペニスの生涯と仕事

 

 

なぜペニスはいつも硬直していないか?についてだが、ボッキという性的興奮の際の硬直化は膀胱頸部の閉鎖を伴うというメカニズムに基づいている。逆にふにゃふにゃの(萎縮している)時には膀胱頸部は閉じることなく排尿が可能となる。

 

なるほど、朝勃起して目覚めたとき小便の流れが弱いのはこういう訳があったのか。

 

 

ペニスは3つの海綿体で構成されていて、そのうち二つは陰茎海綿体(コルポラ・カヴェルノーサ)と呼ばれ上側にある。もう一つは尿道海綿体(コルプス・スポンギオスム)といって尿道を包むように下っ側にある。尿道海綿体の方は柔らかくて圧縮されやすいため、周囲の筋肉が海綿体を締め付け、射精の際に精液を射出することができる。勃起のメカニズムだが、萎縮したペニスはほぼ血液を含んでおらず、ボッキのメカニズムがスタートすると、壁の筋肉が弛緩し、海綿体の空洞が大きくなる。それにより血液が海綿体に流れ込む。一方、反対にペニスから体の方へ戻る血管がぎゅーっと細くなり血液はほとんど出て行かなくなる。このように海綿体内に血液は流れ込むが出て行かないというのが仕組みだ。ちなみに海綿体周囲の筋肉は平滑筋(不随意筋)であるため、自分で思うように勃起させたり萎縮させたりといったコントロールをすることはできない。

 

骨盤の下部には二つの筋肉、球海綿体筋(ブルブス・スポンギオスス)と坐骨海綿体筋(イスキオ・カヴェルノスス)が重要な役割を担っている。ブルブス・スポンギオススは精液が出そうになってもう我慢できないってなったときに間欠的に収縮して精液を押し出す機能がある。一方、イスキオ・カヴェルノススはペニスの筋肉ポンプの役割を持っている。

 

これは射精に限らず、排尿にも役立っていて、例えば排尿後に尿道に尿が残っている感じがするならばブルブス・スポンギオスス(だいたい陰茎の後ろ、肛門の前)をホイホイと押してやればいい。

 

 

余談・・・

ステロイドには要注意!!

筋肉を愛する人には、筋肉増強ステロイドを使用する人もいるのだが、これをしてしまうと男性ホルモンであるテストステロンのバランスに異常がでる。というのも、テストステロンが少ないと、脳の松果体からホルモンの形で信号が発せられテストステロンの生産が活性化される。(9割は睾丸で、1割は副腎で)でも、ステロイド注射をしてしまうと、松果体はテストステロンは過剰にあると勘違いしてしまい、生産を促す信号を送らなくなってしまう。テストステロンは正常な精子の発達に必要なものであるので、子供ができないという結果を招くことも。

 

 

ってなわけで悩み多きペニスについて、簡単な仕組みを解説してきました。色々と参考にしてください。