口内炎とコラーゲンについて語るブログ

口内炎とコラーゲンに関する研究のみまとめたブログです。(たまに読んだ本をまとめます)あくまで個人的なレビューとして利用し、他のトピックは取り上げませんので悪しからず。何らかの形でお役にたてれば幸いです。

レンゲソウエキスに抗酸化効果が??

『B.A グランラグゼⅡ』というアホほど高い美容液がありまして、いったいどんな効果が得られるのかというのを検証してみます。

net.pola.co.jp

 

公式サイトには成分表示がありまして、今回はその中でもレンゲソウエキスについて調べて見ました。するとアセトンで抽出したレンゲソウエキスは抗酸化作用が高いですよーという研究がありましたので紹介します。

 

抗酸化物質はいろんな動植物や微生物から抽出されるのですが、中でも植物は抗酸化効果が高く、健康上に利点があるファイトケミカル(植物性化学物質)を含む原料や調製物を賛成することがあるので特に注目されております。

 

抗酸化物質が体に好影響を与えるというはよく言われますが、抗酸化物質であれば何でもいいということはなくて、いくつかの合成食品酸化防止剤は発がん物質があると報告されております。ってことで天然由来の抗酸化物質がいいそう。

 

レンゲソウはゲンゲ、レンゲとも呼ばれ、温帯地域に広く分布しています。羽状葉を持ち、紅紫色や色々の花をつけます。レンゲソウの根や葉は昔からより抗高血圧薬、抗糖尿病薬、制汗剤等に使われていて医学の世界ではよく知られた薬とも。でもレンゲソウの抗酸化能力に関する報告はなく、今回はそこに焦点を当てております。

 

実験には韓国から調達したレンゲソウ種子を用いて、ヘキサン、エタノール、アセトン、水のそれぞれでエキスを抽出したそう。

 

また、抗酸化作用の測定にはDPPHラジカル消去活性というのを用いております。これは、DPPHラジカルという人工のラジカルを溶媒に溶かしたものに抗酸化物質を加えると、紫色から薄くなるという特性を生かして、この色の吸光度を調べて、物質の抗酸化力を測定するものです。

 

 

結果は・・

レンゲソウ種子からの抽出物濃度が0.5、5、10、15、20mg/mLにおいてDPPHラジカル消去活性を測定したところ、10mg/mLまでは抽出物の種類によらず増加した。

 

10mg/mL以上の範囲で、抽出物の種類における違いは

・アセトン:92.5~95.1%

エタノール:82.7~84.1%

・ヘキサン:71.8~75.8%

・水:54.3~55.9%

 

つまり、抽出物の活性は

アセトン>エタノール>ヘキサン>水

の順にランク付けされた。

 

その他にも抗酸化能力を表す指標として、ヒドロキシラジカル活性、スーパーオキシドオニオン活性等を調べても上記の順にランク付けされた。

 

ということでした。レンゲソウエキスには抗酸化作用がある程度あり、アセトン抽出の場合は効果が最大になるっぽいので、購入の際にはチェックして見ては?