口内炎とコラーゲンについて語るブログ

口内炎とコラーゲンに関する研究のみまとめたブログです。(たまに読んだ本をまとめます)あくまで個人的なレビューとして利用し、他のトピックは取り上げませんので悪しからず。何らかの形でお役にたてれば幸いです。

緑茶が体重の減少と維持に役立つ?

最近、緑茶を毎日1L~2Lくらい飲んでまして、その影響がどうなのか気になっております。

www.nature.com

そんなところで、私が描く緑茶についての第一号のブログですが・・・

 

緑茶が体重の減少と維持にどう影響を及ぼすかについて、様々な民族とカフェイン摂取の習慣を持つ(or持たない)人々を対象にした、メタ分析が出ておりましたので紹介します。

 

まず、緑茶に含まれるポリフェノールについてですが、エピカテキン(EC)、没食子酸エピガロカテキン(EGCg)と、エピガロカテキン(EGC)、エピカテキンガラート(ECg)の4種類があります。茶の渋み成分としてはEGCgが最も含有量が多め。

 

ちなみに緑茶、紅茶は同じチャノキ(茶の木)から作られてまして、緑茶は茶葉を発酵させないようにして作られ、紅茶は茶葉を十分に発酵させて作られます。すると抗酸化作用や抗変異原性をもつとされるEGCg等はテアルビジン(ポリフェノールの重合体)やテアフラビンに変化します。

(→つまり今回のは紅茶には適用できない)

 

ってなわけで、早速結果を見ていきましょう。

 

カテキンは体重の減少と体重の維持に正の効果をもたらした。(-1.31kg,P<0.001)

・カフェイン摂取量が多い人(>1日300mg)には有意な差はなかった。(-0.27kg -1.6kg,P=0.09)

・白人は-0.82kg、アジア人は-1.51kgだが有意な差はなかった。(P=0.37)

・民族性とカフェインの摂取の関係は影響を及ぼしている(P=0.04)